縮毛矯正と髪質改善はどう違うのか。
今流行りの酸熱トリートメント・酸熱ストレートって?
私の髪には何が一番良いの??
そんなことについてお話していきます。
クセ毛と私
クセ毛の方のお悩みは、うねりです。うねりは伸ばしたい。でも伸ばしすぎてピンピンになるのは勘弁。一番聞く悩みです。
そんな中出てきたのが髪質改善。
一般的に今出回っている髪質改善とは、主にグルオキシル酸やレブリン酸というものです。なんだそれ笑 ですね。
縮毛矯正とは違う形で歪みを補正できるものです!
クセ毛でお悩みの方は最近よく聞く酸熱トリートメント・酸熱ストレートです。
だから、なんだそれは!ですね笑
髪の毛のお話
毛髪内部に関する2つの水について。
・自由水 一般的な水のこと。水道水など。
・結合水 タンパク質と結合している(水素結合)。コロイド状でトロミがあるので自由水と交わらない。
ということを踏まえて、
雑な絵ですみません。。。
こちらはダメージしている髪の毛(親水性)の内部です。
自由水が髪の毛の中にどんどん入り込み、施術したカラー剤や処理剤が外に流出してしまっています。
グリオキシル酸やレブリン酸が入るとどうなるか。
グリオキシル酸・レブリン酸の機能により水が再度タンパク質と結合(水素結合)!
髪の中に結合水が復活!!
結合(架橋)することで自然水を封鎖することが可能!よって髪に余分な水分が入りずらくなり、髪の毛を擬似的に疎水性(健康な髪)に振ることが可能になります。
髪質改善でクセが伸びたように感じる理由
グリオキシル酸で可能な結合
→メチレン結合、イミン結合(アミノ酸架橋)、水素結合
つまり、
グリオキシル酸→
ストレートアイロン→
高温(200~230℃)のストレートアイロンで水分を髪の毛から完全に抜くことによって酸が結合(架橋)を形成。
要は突っ張り棒みたいな役割ですね!
これで髪の毛が少しま真っ直ぐになったように感じる、髪の毛が擬似的に健康毛になるので、ストレートやトリートメントなどと言われるわけです。
これが今流行りの酸熱トリートメント・酸熱ストレートです。
え、じゃあ、私の髪の毛はこのメニューでいいのかな?
となりますよね!では、次は特性について。
メリットやデメリット、対応毛など!
【メリット】
- 髪の毛を疎水性に振れる(擬似的な健康毛)
- 新しい架橋(結合)により、髪にハリコシが出る
- 還元剤を使わないので、薬剤ダメージはなく髪の骨格を補正できる
【デメリット】
- 結合が弱い(レブリン酸よりグリオキシル酸の方が結合強い?)
- 残臭 →(当サロンのものは特別製法で残臭なし)
- 回数を重ねないとストレートにならない
- アイロンが高温(200~230℃)
- カラーが落ちる
- クセの伸びが甘くても縮毛矯正で直せない(※髪切れるので要注意)
【適した対応毛】
- 細毛
- エイジング毛
- ダメージ毛
- 軽くブラシを通しただけで伸びるくらいのクセ毛
【結論】
こうしてみると、髪には良いものです。髪質改善というワードは分かりませんが、上記のような対応毛には適しています。
やっていて一番実感が得られるのは
ダメージ毛の方ですね。
ただ、やはり「クセを伸ばす」ことに特化しているものではないので、クセ毛のお悩みである「クセを伸ばす」ということに関しては縮毛矯正をオススメします。
今、縮毛矯正もいろんな手法があります。
しっかり伸ばすのはもちろん、伸ばしすぎずうねりを和らげるもの、アイロンを使わない縮毛矯正など、スタイリスト個人の知識やテクニックが必要となるものが増えています!
髪質改善メニューのように薬剤頼りでないので、信頼できるスタイリストにお願いするのが良いでしょう!
次回は、真っ直ぐにするのではなく、ボリュームダウンに効果的なストレートをご紹介させていただきます!
クセ毛対応のスペシャリスト 後藤ユースケ
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